講習の受講者は、自分を含めて5人。男性が3人。女性が2人。
その内訳は、ケアマネ1人、デイサービス職員1人、グループホーム職員1人、訪問介護1人、看護師1人。ニチイ学館の講座だということもあって、そのうち、2人がニチイで働いているスタッフの方でした。
講師の方は、介護予防主任指導員・第三者評価委員・消費生活アドバイザーとして活躍されている方でした。
まず驚いたのはテキストの厚さ。3冊合わせて40ミリくらいの厚さになるでしょうか。
一冊は基本的なテキスト。あとは、介護予防運動のトレーニングマニュアルと、事前評価・事後評価のマニュアルです。
東京都老人総合研究所が作成したテキストで、内容は、長年の研究の成果だけあって、わかりやすく、充実したものになっています。
このテキストをもとに講習が行われていきます。
オリエンテーション、参加者の自己紹介をはさみ、制度的な側面など、介護予防に関する概論から講義はスタートします。
その後は、統計学の講義。
介護を学んできた人にとって、統計学と縁が深い人はそう多くはないと思いますが、 介護予防運動指導員の講習に統計学の知識が必要になる背景として、 予防サービスの評価を測定するという作業がともなうことが関係しています。
こういった勉強から離れている人にとっては難しくも感じるかと思いますが、 テストに出題されるポイントなどは細かく教えてくれるので安心して受講できます。
午後の講義は、リスクマネジメントと認知症予防について。
これは介護の実務を経験している方にとっても非常に密接なテーマなので、わかりやすいと思います。
それらの基礎的な考え方を、介護予防という視点から見ていくというのが講義の流れになっています。
こんな感じが初日の流れになっています。